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『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の名言から良好な人間関係を築いてみよう

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『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の名言

 

それじゃ、この笑いガスはうつるにちがいない!

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』から変えられる行動

 

自分本位の態度に問題があると思って人間関係に悩んでいる人が

  • 人に頼れるようになる
  • 人間関係を良くするコツがわかる
  • 自分に自信を持てるようになる

「メアリーポピンズ」シリーズは全8作品出版されています。

  1. Mary Poppins (1934年)
  2. Mary Poppins Comes Back (1935年)
  3. Mary Poppins Opens the Door (1943年)
  4. Mary Poppins in the Park (1952年)
  5. Mary Poppins From A–Z (1962年)
  6. Mary Poppins in the Kitchen (1975年)
  7. Mary Poppins in Cherry Tree Lane (1982年)
  8. Mary Poppins and the House Next Door (1988年)

これらのシリーズはいくつかの出版社で翻訳されていて、タイトルも異なっています。

今回紹介するのは1作目「Mary Poppins」の岩波少年文庫から出版された『風にのってきたメアリー・ポピンズ』です。

文・パメラ・リンドン トラヴァース
絵・メアリー・シェパード
訳・林容吉

岩波少年文庫

1954年

あらすじ

桜町通り17番地にあるバンクスさんの家には、バンクスさんとその奥さん、ジェインとマイケルの姉弟、そして赤ちゃんのジョンとバーバラの双子が住んでいます。

そんなバンクスさんの家に新しい"子どもたちの世話係"がやってきました。

やって来たのはつやつやした黒い髪とキラキラした小さい青い目を持ち、痩せていて手足が大きい、なんだか不思議な女の人。

 

なぜなら、ジェインとマイケルにはその人がなんだか風に乗ってやってきたように見えたからです。

メアリー・ポピンズがやってきてからバンクス一家、特にジェインとマイケルの周りには不思議なことが次々と起こりました。

例えば・・・

【1.東風】
出会ってすぐ、空のバッグからエプロンや香水、椅子などを取り出して、ジェインとマイケルをびっくりさせました。

【2.外出日】
マッチ売りのバートと一緒に、飾ってある"絵"の中に入ってお茶会をしました。

【3.笑いガス】
メアリー・ポピンズのおじさんであるウィッグさんの家で行われた誕生会では「笑いガス」によってみんなぷかぷか浮いてしまいました。

【5.踊る牝牛】
メアリー・ポピンズの友だちの牝牛は角に星が刺さって踊りを止められなくなってしまいました。

【8.コリーおばさん】
ジンジャーパンを買いに行ったお店では何百年も生き続けているコリーおばさんから不思議な"紙の星"をジェインとマイケルはもらいました。

【9.ジョンとバーバラの物語】
双子のジョンとバーバラはムクドリとお話をすることができるようになりました。

【10・満月】
満月の夜にジェインとマイケルは動物園で、檻の外で遊んでいる動物たちのおもてなしを受けました。

 

そして、メアリー・ポピンズは「風が変わった」と、突然風に乗ってバーバラ家から姿を消したのでした。

名言の状況

この名言は【2.笑いガス】に登場します。

メアリー・ポピンズはジェインとマイケルを連れて、おじさんのお茶会に行きました。

おじさんは笑いガスで空中に浮かんでおり、ジェインとマイケルも笑いが伝染して浮かび上がります。

最終的に、4人は空中でお茶会を楽しみました。

ちなみに、このエピソードだけを描いた『メアリー・ポピンズと笑いガス』という絵本もあるので良かったら読んでみてください。

『メアリー・ポピンズと笑いガス』

P.L. トラヴァース 作
ヨコタ ユリコ 絵
三辺 律子 訳

絵本塾出版

メアリー、ジェイン、マイケルがメアリーのおじさんの誕生日のお茶会に招待され、そこで不思議な体験をします。

おじさんが笑いすぎて空中に浮かび、笑いが伝染してジェインとマイケルも浮かんでしまいました。

楽しいお茶会の後、帰る時間になるとみんな床に戻り、帰りのバスでその出来事を話しますが、メアリーはそれを否定します。

最後に、二人はメアリーにもたれかかって眠りにつくのでした。

 

名言の本質

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の中で、「それじゃ、この笑いガスはうつるにちがいない!」という言葉は、笑いは伝染することを教えてくれます。

笑いは、周囲の人々にポジティブな影響を与えることができる強力なツールです。

この名言は、笑いが持つ魔法のような力を示しており、笑いが広がることで、周囲の雰囲気や人間関係が改善されることを示唆しています。

行動への応用

人間関係に悩んでいる人にとって、この名言は非常に有益です。

以下の方法で、笑いの力を活用して行動を変えることができます。

1. ポジティブな態度を持つ

笑いはポジティブなエネルギーを生み出します。日常生活でポジティブな態度を持つことで、周囲の人々にもそのエネルギーが伝わり、人間関係が改善される可能性が高まります。

 

2. ユーモアを取り入れる

ユーモアは緊張を和らげ、コミュニケーションを円滑にします。会話の中で適度なユーモアを取り入れることで、相手との距離が縮まり、より良い関係を築くことができます。

3. 共感を示す

笑いは共感の一形態です。相手の立場や気持ちに共感し、共に笑うことで、信頼関係が深まります。共感を示すことで、相手も自分に対してオープンになりやすくなります。

4. ストレスを軽減する

笑いはストレスを軽減する効果があります。ストレスが少ない状態で人と接することで、よりリラックスした雰囲気が生まれ、人間関係がスムーズになります。

5. ポジティブな環境を作る

笑いが広がる環境を作ることで、周囲の人々も自然と笑顔になりやすくなります。ポジティブな環境は、人間関係を良好に保つための重要な要素です。

このように、「それじゃ、この笑いガスはうつるにちがいない!」という言葉を心に留めて、笑いの力を活用することで、人間関係に悩んでいる人も行動を変え、より良い関係を築くことができるでしょう。

心理学者、植木理恵さん の著書『幸運を引き寄せる行動心理学入門』にこう書かれていました。

幸せな友人が多いと幸せになる

『幸運を引き寄せる行動心理学入門』p86

 

笑いが伝染して楽しい人の周りには自然と笑顔が集まります。

あなたの笑顔で周りの人たちを笑顔にしてみませんか??

他の名言

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の他の名言

 

「はあ、木のかげにおりましたので。」

【2.外出日】(p44)

この名言から"自分だけのものの見方"というアート思考を学べぶことができます。

『13歳からのアート思考』にはこう書かれています。

「アート思考」とは、まさにこうした思考プロセスであり、「自分だけの視点」で物事を見て、「自分なりの答え」をつくりだすための作法です。

『13歳からのアート思考』p13

今やビジネスにおいては「アート思考」は必須なんです!

そしてアート思考を身に着けるには絵画を鑑賞する際に"見えていない部分"を想像することです。

『13歳からのアート思考』では、このような例を挙げています。

モネの「睡蓮」を鑑賞していた4歳の男の子がこんなことを言ったそうです。

「かえるがいる」

周りの大人には当然かえるは見えません。

「どこにいるの?」と聞かれた男の子はこう答えました。

「いま水にもぐっている」

このように見えないものを想像することが「アート思考」です。

 

さて、メアリーポピンズは休日にマッチ売りのバートに会いに行きました。

バートはマッチ売りのほかにも自分で絵を描いて売っているので、メアリーはその絵を見に来たのです。

その中でメアリーが気に入ったのは一面に木と草が描かれた田舎の絵で、奥のほうにちらっと青い海が見える絵でした。

そしたらなんと不思議なことに2人は絵の中に入ってしまいました!

すると木の陰からタキシードを着た給仕人が現れました。

そして、この言葉を言うのでした。

 

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の他の名言
  • 「だれだって、じぶんだけのおとぎの国があるんですよ!」(p44)
  • 「おなじ野原に二つおちるのを、一生あてにしてるというわけにはゆかないだろう」(p113)
  • それは、よく考えてみると、ただ、わからないからなのです。(p204)
  • 「だれにもいわないんだったら、知ってたって、なんになるもんか!」(p213)
  • 「わたしの考えでは、ライオンは、いつ、いかなるところにおいても、もっともよく見えるように心がけておかねばならんのです」(p222)
  • 「たべることも、たべられることも、しょせん、おなじことであるかもしれない。」(p243)