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『魔法の指輪』の童話から、どんなモノでも使う人次第だと改めて考えさせられた。

『魔法の指輪』の名言

 

ほんものとか、にせものとかいっても、みょうなものです。

『魔法の指輪』から変えられる行動

 

便利なモノを買ったはずなのに、なぜか有効活用できていない人が

  • その理由が分かる
  • そのモノの価値を考えるようになる
  • 今あるモノも大事にできるようになる

『魔法の指輪』のあらすじ

『魔法の指輪』は短編童話集『ふしぎなオルガン』に収録されているうちの1話です。

1人の百姓が一つだけ望みがかなう指輪を手に入れました。

でもいくらおかみさんにせっつかれても、この百姓はなかなか望みを叶えようとはしません。

 

おかみさんから畑をもう少し広くしてほしいといわれますが、そんなことはお願いするにあたるもんかとつっぱねます。

そして一年間、一生懸命働いたら過去最高の収穫があって、おかさみさんの望んだ広い畑を得ることができました。

 

次に、おかみさんは牛と馬があればいいと頼みますが、百姓はそんなくだらんことで指輪を使うなと拒否します。

そしてまた一年間、一生懸命働いたら牛と馬を買うお金がたっぷりとできました。

 

おかみさんはその指輪があれば「王様にもなれたり、お金もたくさんもらえるのに!」とイライラしますが、百姓は全く願いを叶えようとはしません。

百姓

おれたち2人はまだ若いんだし、一生は長いぞ。

指輪の願いは1つだけなんだから、うっかり変なお願いしたら、取り返しがつかない。

よく考えて何をお願いしたらいいか、じっくり考えないといけない

百姓は結局願いを叶えることなく、せっせと働きその後もせっせと働き、お金のいっぱいある大百姓になります。

そのまま二人は年をとっていき、亡くなって指輪は一緒に棺桶に入れられて墓に埋められてしまいました。

名言の状況

実はこの魔法の指輪は最初の場面で、ただの指輪にすり替えられてしまっているのです。

ですので、百姓夫婦がいくら願いを叶えようとしても叶うことはありません。

 

それでもこのただの指輪は百姓夫婦に畑、家畜、お金といったこれ以上ないほどのたくさんの幸せを運んできてくれました。

 

彼らにとっては本物でもニセモノでも関係なかったのです。

名言の本質

本物とか偽物って一体なんなんでしょう。

 

この指輪をすり替えた悪い金細工師は「お金がほしい」とお願いして、降ってきた金貨と銀貨に埋もれて死んでしまいます。

それに対して百姓たちはニセモノの指輪しかないのに、指輪にお願いしていないにも関わらず最後まで幸せで人生を終えることができました。

 

偽物でも善人が持てば、悪人が手に入れた本物よりもずっといい結果をもたらしてくれます。

要は、モノの価値は使う人次第ということですね。

行動の応用

どんなモノでも活かすも殺すもその人次第です。

便利を期待していたのに、逆に負担になっていったり。

 

金が欲しいと言って、硬貨に押しつぶされて死んでしまった金細工師のように押しつぶされてはいませんか??

 

 

例えば 床を掃除してくれるルンバがありますよね。

でもあれって床にモノが置いてあると能力を100%活かすことができません。

だから、使う前には床をキレイにしないといけないんです。

 

掃除を楽にするために買ったのに床に置いてあるものを上に上げたりして、結局自力で部屋を片付けなくてはいけなくなります。

他にもSNSで文字でのやり取りに慣れてしまって、会話や対面でのコミュニケーションができなくなったり。

時短のために便利グッズをやアプリを入れても、それに使うことに振り回されてしまったり。

笑い話で済んでいるうちはいいのですが、社会生活に支障が出るようではそのモノを使うことを考えたほうがいいのかもしれません。

 

ちゃんと価値を生む使い方をしていますか?

 

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